衣浦港の半田市(中央ふ頭)と碧南市(東埠頭)を結ぶ「
衣浦海底トンネル」があります。こちらは、1973年に誕生した日本初の港湾海底トンネルです。
車だとあっという間に走り抜けてしまうのですが、徒歩でも通れるとのこと。車で通るときは有料ですが、歩行者・自転車用のトンネルは無料ということで、今回初めて子どもと訪れてみました。

まずは、半田市の半田緑地公園へ。こちらには、駐車場もあったので、車で来てそこから歩くこともできます。

公園の海側の外れに建物があり、その衣浦海底トンネルへ通ずる入口があります。

このまま「自転車歩行者道入口」を進み、スロープ付きの階段を地下11階まで下りていきます。

自転車も押して一緒に下りることができます。

そして、地下11階に着きました。地上11階は訪れることはあるかもしれませんが、地下11階に行くなんて人生であるかないか…と考えるとワクワクしますね!
すると、蛍光灯だけが点々とついている長い1本道が現れます。

この日は8月下旬。屋外は30度超えの気温でしたが、地下なので真夏でも徒歩では汗だくにならない程度の気温です。冬の気温はどれくらい変わるのかも気になりますね。
トンネルがつくられたときの施工業者が掲示されていました。

さらに「自転車を降りて通行する」「ゴミを捨てないで」といった注意書きなどがありました。


歩いてみると想像以上に通行者が多く、徒歩や自転車を押している人と
10名ほどすれ違いました。子どもは「ここ海底なんだよね?」「海水漏れてこないの?」と興味津々。

ところどころに設置されたスピーカーからはFMラジオ放送が流れていて、トンネル特有の無音の怖さはなかったので、子どもと一緒に訪れてみるのも良いですね。

こちらのトンネルは、片道約500mあり、今回は半田市側から入ったので、碧南市側を目指します。

トンネルなので、雨の日でも気にせず歩けます。

碧南市に到着。子どもとゆっくり歩いて片道15分ほどで、ウォーキングで日常的に利用している地元の人も多いそう。

碧南市側からも、写真中央あたりに小さく半田市緑地公園の展望台が見えますね。
半田市に訪れた際には、珍しい海底散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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衣浦海底トンネル (きぬうらかいていトンネル)
住所 半田市11号地~碧南市港本町 駐車場 有(半田緑地公園)
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