※本記事は2022年9月時点での取材内容を基に改編しています。最新情報は、各施設のホームページをご確認ください
読者の"気になる話”や"ウワサ”などを、ちたまる編集部が調査する「ちたまる調査隊」。今回届いたのは、今旬を迎えるあのフルーツにまつわるこんな依頼。
【調査依頼】
「東浦町で何度かブドウ狩りをしたことがありますが、なぜ大府市や東浦町がブドウの産地なのか知りたいです。」(知多市・とんちゃんさん)
7月~9月に旬を迎える「ブドウ」。東浦町や大府市を車で走っていると、徐々に直売所が開き始めていて、様々な品種の美味しそうなブドウが並んでいます。
このエリアでのブドウのルーツを知るべく、今回は「東浦ぶどう」について調査してみました!
▼ブドウ直売所一覧はこちら
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「東浦ぶどう」の始まり
東浦ぶどうのホームページによると、東浦町は気温が高く日照時間が長いことから、全国的にも早くブドウを収穫することができる地域だそうです。夏の風物詩として親しまれるこのブドウ、一体いつから栽培されているのでしょうか。
今回参考にした文献は2つ。
1つは『東浦森岡ぶどう組合のホームページ』から。そしてもう1つは愛知教育大学地理学会が発行した『愛知県東浦町における直売形式によるぶどう産地の発展(著・神谷修司)』です。
1つ目の、東浦森岡ぶどう組合のホームページには…
【出典】愛知県東浦森岡ぶどう組合 東浦ぶどう ホームページ(https://www.hm-grape.com/)
今からおよそ70年前との記載があります。当時は、小粒なブドウ「デラウェア」を栽培していたようです。現在では「巨峰」が有名ですが、まさかこんな歴史があったんですね!
そしてもう1つ。『愛知県東浦町における直売形式によるぶどう産地の発展』によると、ブドウの栽培が広まった理由は…
【引用】『愛知県東浦町における直売形式によるぶどう産地の発展』(著・神谷修司)
なるほど…!
東浦町では元々ミカンの栽培が盛んでしたが、ミカンの価格が暴落して、より高く売れるブドウの栽培に転換したというのがブドウの栽培が盛んになったという理由でした。
今回は東浦町について調べましたが、大府市も同様の理由なのでしょうか…?
大府市のブドウの歴史についても、新たにわかることがあればまたお伝えします!
東浦役場内にブドウがなっている!?
そして、東浦ぶどうといえば…。
「東浦役場内にもブドウがなっている」って知っていましたか?※2022年9月時点での情報です
東浦町役場の正面から入って、1Fのフロアに進むと…
ほら、ありました!
役場の中に、このようにブドウがなっているんです。※もちろんつくりものです(笑)
こんな所にまでブドウがあしらわれているなんて、東浦町の皆さんの“ブドウ愛”を感じますね!
そしてもう1つ、ブドウ愛を感じる可愛らしいものを発見しました。それがこちら…!
よーく見てください。気付きましたか?
右側の壁に貼ってあるポスターにご注目!
これは、東浦森岡ぶどう組合が作成した『東浦のぶどうたち』というポスターです。
東浦町で栽培されている20種類のブドウが図鑑のように並んでいます。
東浦ぶどうの代名詞・巨峰はもちろん、最近大人気のシャインマスカットや…
リザマートやロザリオビアンコ…
瀬戸ジャイアンツやゴルビーなど。
この他にも、ブドウ好きにはたまらない、みずみずしい果実の写真が並びます。こんなにたくさんの種類があるなら、全ての品種を制覇してみたくなりますよね。
東浦町のブドウ農家さんや直売場では、季節によって様々な品種のブドウを購入することができるそうです。※農園によって栽培している品種や出荷時期が異なり、購入できない場合あり
また、もぎたての果実をその場で食べられる「ブドウ狩り」を楽しめる農園もあります。
まとめ
ブドウのシーズンがやって来ました!東浦町を代表するフルーツ「ブドウ」を思う存分楽しみましょう。
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