東海市では偉人・細井平洲(ほそい・へいしゅう)についてを学ぶ道徳の授業や校外学習があります。細井平洲は、江戸時代の儒学者で尾張国知多郡平島村(愛知県東海市)で生まれました。
東海市内の中学校の修学旅行は細井平洲とゆかりがある山形県米沢市を訪れたり、市内には平洲記念館・郷土資料館という見学できる施設もあったりと学ぶ
機会も多く、東海市民の間では"平洲先生”と呼ばれているくらい身近な偉人です。
https://www.city.tokai.aichi.jp/bunka/1002738/1002753/1000015/1004491/1005767.html
先日、加家公園(かけこうえん)を訪れたときのこと。
art-4515
その際に、北側方面に歩いていくと、細井平洲像とその案内看板を発見!
東海市のマスコットキャラクター「
へいしゅうくん」というイメージキャラクターは、市内循環バス「らんらんバス」などでよく目にしますよね。しかし、イラストでない姿を見たことがない人も多いのではないでしょうか。
どんな銅像なのか気になります。さっそく向かってみましょう!
中央の駐車場のベンチがある北側に向かって歩いていきます。
緑が多く散歩にピッタリな加家公園、ウォーキングペース体感ゾーンというものがありました。自分自身がどのくらいの速さで歩けるのか試してみることもできます!今回は取材のため挑戦できなかったのですが、
自分の体力がどれくらいあるのか気になりますね。
坂道が続くので、まだまだ登っていきます。こちらは、標高17.3mとのこと。
そして、ゆっくり休憩できそうな「万葉の広場」に到着。その奥で「若き日の細井平洲像」を見つけました!
探していたのはこの銅像のようです!訪れた10月下旬は、ちょうど紅葉が始まった木とのコントラストが素敵でした。
銅像を見つけたのですが、まだまだ道は先へと続くようなので、続けて歩いていきます。
「如来山旧跡碑
(にょらいさんきゅうせきひ)」を見つけました。隣には星城大学
(せいじょうだいがく)もあります。
この丘陵一帯を如来山と言い、かつては海抜50m以上の高地で、伊勢の海を一望できる名勝地として有名だったそう。
細井
平洲は少年の頃、加家村
(かけむら)にある観音寺
(かんのんじ)の寺での勉学の折々にこの地を訪ねていました。
細井
平洲も眺めていたという東海市を一望できる高台に到着しました。この辺りの海側は開発が進み、
工場地帯で住宅も新しい家が立ち並びます。周りの木々や空などの景色は、同じだったのかなと考えると感慨深いですね。
こちらから下に降りていく階段もありました。
その他には、味のある手描き看板も見つけました。レトロで懐かしいタッチのイラストです。
まだまだ道は続きます。緩やかな坂道をさらに
登っていき、標高28.5mとかなり高い場所まで上がり、10m以上登ってきました。
余談ですが、東海市全域標高図を照らし合わせると、東海市内では、
名和小学校・富木島小学校・横須賀中学校よりも高い場所のようです。
到着すると、こちらには展望台があり、細井平洲が眺めた景色が体験できる「学の広場」と呼ばれています。
駐車場はないので、ここまで歩いてきた人だけが眺められる景色のようですね。休憩も兼ねて、さっそく行ってみましょう!
かなり広かったので、ウォーキングや学校の学習等でも利用されそうですね。
和風っぽい建物の新しいトイレもありました。
そして、こちらで細井平洲のプロフィールも発見しました!
「ふるさと平島村
(ひらしまむら)。手前の丘が、いま平洲記念館のあるところ。…」と『平洲絵巻』の中の紹介がされていました。
このように至る所に『平洲絵巻』の
紹介がありました。イラスト付きで歴史が苦手な人にも分かりやすいですね!
その奥には展望台。スロープがあるので、車椅子の人でも登れます。
細井平洲が眺めた景色は、こちらの展望台でも見ることができました。
ウォーキングや歴史ファンの人々などで訪れるのにもピッタリですね。
いかがでしたでしょうか。
細井平洲という偉人について、どんな人だったのかを思いを馳せる時間となりました。
東海市はゆかりの地なので他にもたくさんの"平洲先生”が訪れた場所がありそうですね。
▼詳細はこちら
▼場所はこちら