葉鶏頭(ハゲイトウ) 花言葉「不老不死」
2021.02.22
今の私に,無くてはならないパソコンが壊れ,しばし無気力状態になった時,
ふっと目にした1冊の文集『日々新たな里』。
今から13年前、初めてお声を掛けて頂き,小4‣5‣6年生の生徒さんの前で,自分の体験話を聞いて貰った,
岐阜県大垣市の,ある小学校の校長先生(定年退職後に書かれました)…‼
ここにその内容を…【《いのち・生きることの大切さ》24時間ずっと続く。いつ果てるともない痛み。
体の自由を奪われ,自分で自分の事が出来ないもどかしさ。情けなさ。
初めてお会いした武下さんからは、そのような苦しみ‣辛さを微塵も感じさせない,穏やかな笑顔が素敵な方でした。
両足をひざ掛けで覆っておられましたが、両足の無い事は分かりました。
開口一番〝私のような者を呼んで下さって何を話せば良いのか迷いました。
上がってしまって何も喋れなくなっては行けないので原稿を書いて来ました…”と話されました。
今日の来校は,武下さんの本を読ませて頂いた時から…是非,この方に学校に来て頂いて話をして頂きたい…
それが実現したのです。淡々とご自身の事を語られる武下さんに,難しい言葉もある話の中,
5年生の子供たちが,静かに真剣に聞いていた事が嬉しく,又,6年生の女子が涙を流し聞いていた事。
子供達の心に響いたのだと思うと,来て頂いた甲斐があったと安堵しました。
転院先の藤田医科大学病院(元保健衛生大学病院)で,人として扱って貰えた事の嬉しさ。
足を切るか命か…と選択を迫られた時,“足が無くてもお母さんに変わりはない。
生きていて欲しい…”と,息子さん達やご主人に支えられた事。
又,ご主人が“私にはキレる人の気持ちが分かります。
どれだけ線路の前に座ろうか,一緒に死のうかそうすれば苦しみも無くなるだろうと,
何度思ったか分かりません…”と語られました。
今、武下さんを支えているのはご主人,息子さん,友達の愛。かろうじて動く右手で描く絵。
痛む手足の作業は想像を絶します…⦅1部抜粋‣(元)校長先生には了解を得ています⦆‼】
続いて,生徒の感想文を紹介します・
《今日武下さんのお話を聞いて家族の大切さを知りました。
人は1人では生きて行けない色んな人の支えで、自分は自分らしく生きて行ける事も分かりました。
自分も何度か死にたくなる事があります。でも,お話を聞いて,死んじゃ駄目だとまた思いました。
自分の心が変わった日でした…》。
続きは次回に…。