前編:贅沢!知多牛を堪能できるお店 3選
知多半島が誇る国産牛「知多牛」。黒毛和種の父と、ホルスタイン種の母からうまれた知多牛は、柔らかな肉質と甘みのある味が特徴的なブランドビーフです。そんな知多牛を堪能することができるお店を紹介していきます。
半田市・黒牛の里
知多牛溶岩焼き
始めに紹介するのは、新美南吉記念館の道路向かいに構えるこちらのお店。知多牛を専門に提供している「黒牛の里」です。レンガと木の外観が隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。
店内も木でできた机や椅子、窓枠で落ち着いた空間ですね。
こちらのお店の特徴は桜島の溶岩石を使った「溶岩焼き」です。溶岩焼きとは、石焼の一種で、溶岩石プレートの上でお肉を焼きます。
溶岩石は熱されると“遠赤外線”を発する性質があり、“遠赤外線”がお肉の内部までは入り込むため、短時間でふっくらと焼き上がるそうです。
また溶岩焼きは低い温度でじっくりと調理するので、熱に弱い旨味成分を壊しません。また、溶岩石にある無数の穴が余分な油を吸収するためヘルシーです。煙が出にくいところも良いですね。
様々な溶岩石を試した中で、桜島の溶岩石が知多牛に最適だったとのこと。知多牛の相棒と呼べる存在ですね。
知多牛専門店である「黒牛の里」では、知多牛の美味しさを部位ごとに楽しむことができる「味くらべ」という盛り合わせメニューがあります。
この盛り合わせメニューでも十分に知多牛を堪能できますが、「黒牛の里」は知多牛専門店。
さらに上を行く「特選盛り合わせ」もあります。知多牛の希少部位を集め、お店の精肉部門の人たちが絶対的な自信を持って提供する最高品質の盛り合わせです。
知多牛を知り尽くし、鮮度や品質、焼き方までこだわる「黒牛の里」は、ランチ・ディナー共に大人気。必ず予約してお店に行きましょう。
リニューアルオープン
「黒牛の里 クラシティ店」が再開!詳しくはこちらの記事をチェック▼
店舗情報
住所:半田市岩滑西町2-48-127
電話番号:0569-23-8672
営業時間:
ランチ 11:30~14:00(最終入店 13:00、OS13:20)
ディナー 17:30~22:00(最終入店 21:00、OS21:20)
定休日:月曜休(月曜が祝日の場合は火曜休み)
駐車場:20台
東海市・きっちんハウスカントリー
知多牛100%ハンバーグ
続いて紹介するお店は、若い人から子ども連れ、年配層まで訪れる人気のレストラン「きっちんハウスカントリー」です。
名鉄南加木屋駅のすぐそばにあります。クリームイエローの外装とエメラルドグリーンの屋根が可愛らしいですね。入口のそばには今回のテーマである知多牛と、同じく知多半島で育った知多豚を使用したメニューの看板があります。
店内は広々としていて、家族でも利用しやすいテーブル席やボックス席があります。窓や、壁に飾られている黒板がお店の雰囲気に合っていて素敵です。
今回紹介する知多牛メニューは、「知多牛100%ハンバーグ」です。
名前の通り使用するお肉は知多牛100%。デミグラス、和風おろし、わさびなどのソースをはじめ、オムレツや半熟卵を乗せたものなどバリュエーションが豊富です。また、つなぎを一切使用しない特製レアハンバーグステーキなども。溢れ出す肉汁をぜひご堪能ください。
また、柔らかなヒレステーキや上ロースのカットステーキなど、ハンバーグの他にも知多牛を使用したメニューがあるので、様々なカタチで知多牛を楽しめます。
肉の美味しさを老若男女問わず堪能できるような優しい味付け。一度食べたらまた食べたくなる、「きっちんハウスカントリー」で地元の美味しさを味わってみてください。
店舗情報
住所:東海市加木屋町1-12
電話番号:0562-34-3616
営業時間:11:00~21:30(OS20:30)コロナのため営業時間短縮しています。
定休日:水曜、第2火曜休(祝祭日の場合は営業)
駐車場:18台
半田市・焼肉家 牛車
知多牛ランチ
最後に紹介するお店は、「ステーキハウス森牧場」直営の焼肉専門店「焼肉家 牛車」です。森牧場は過去に牧場・牛肉卸を営んでいた肉のスペシャリスト。森牧場が厳選した知多牛を「焼肉家 牛車」で味わうことができます。
名鉄半田口駅から東に500mほど進んだ県道55号沿いにお店はあります。落ち着いた雰囲気の和風建築で趣がありますね。
店内もまた和の雰囲気で統一されていて、襖で仕切られた掘りこたつ式の個室やテーブル席、座敷など、様々な席があります。
「焼肉家 牛車」の知多牛メニューは「知多牛(響)ランチ」です。
このランチメニューでは、知多牛のカルビを楽しむことができます。カルビの他に、牛タン・サラダ・ご飯・赤だし・漬物のランチで、約2000円(税別)とお値打ち。これは一度食べに行く価値がありますね。
ランチは、土日祝のみの限定メニューになりますが、ディナーでも知多牛のカルビや焼きすき(すき焼きの肉を焼いたもの)などを味わうことができます。
「ステーキハウス森牧場」直営で、同じ牛肉を使用した焼肉専門店「焼肉家 牛車」。肉のスペシャリストに厳選された知多牛を味わってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
住所:半田市住吉町2-112-1
電話番号:0569-26-1900
営業時間:平日 17:00~23:00
土・日・祝日 11:00~23:00
駐車場:有
支払い方法:現金、クレジット(AMEX/JCB)、電子マネー
知多牛について
こちらの石碑はご存知ですか。
現在は、半田市酪農組合飼料配合所(半田市平井町)にありますが、かつてはJR半田駅前にありました。石碑があったことに気づいていない人も多いのでは。
知多半島で酪農が盛んになったのは、ミツカン創業家の四代目・中埜又左衛門が滋養と健康のために乳牛を購入したことがきっかけでした。半田を中心としていた乳牛の飼育はさらに盛んになり、知多半島全体で酪農家が増え続けました。2018年の半田市は、一戸あたり乳牛157.2頭、肉牛235.9頭と、酪農家一戸当たりの飼養頭数が日本一となりました。
日本の食文化の発展とともに、肉牛の肥育も発展しました。そこで生まれたのが「知多牛」だったのです。乳牛のホルスタイン種と肉牛の黒毛和種を交配させることで、純粋な和牛の肉質に近い仔牛づくりに成功。
「味は贅沢に、価格は手頃に」というコンセプトのもと、出生から出荷まで生産者が一貫して管理されていて、安全で贅沢な味の国産牛を、お手頃価格で提供されています。
いかがでしたでしょうか。
知多半島で育て上げられた「知多牛」を味わうことができるお店を紹介しました。
後編では、知多牛をご自宅やBBQなどでいただくために、購入することができるお店を紹介します。
▼知多牛をたずねて<後編>|知多牛が買えるお店3選
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